データが全部消えた!メールが消えた!とお困りのお客様からご依頼がありました。
拝見してみると、パソコンが起動してもデスクトップやドキュメントフォルダーにあるはずのファイルが全部消えていました。
これは、実はよくある症状で、ユーザーデータは消えてはいませんが、UserProfileという設定情報が破損したため、従来のデータがある場所に入れず、仮UserProfileでログインしてしまったという事です。
説明が難しくてうまく説明できませんが、パソコンはまず、Windowsの中の〇さんにログインする処理を行いますが、○さんの入り口(例えば玄関)が壊れていると、中に入れません。その場合、入れない時は、仮に別に部屋を新たに作って○○さんをその部屋に一時的に中に入れるというわけです。
新規の部屋なので、中身はデータがなく、空っぽですので、【全部消えてしまった】と勘違いするのです。今までのデータは【中に入れないけど、元々の○○さんの部屋にちゃんと残っています】
一時ファイルでログオンしています。という表示が出て、データが消えているように見える場合、データは別の場所にあるので安心されてください!
まず、データは消えていませんよ!とお客様に安心していただいた後、修理方法を考えます。いろんな修理の方法がありますが、今回は、古い部屋に入れるように復旧するよりは、新しい部屋に古い部屋のデータを移す方法が簡単だと思ったので、そのやり方で修理をすることにしました。
技術的に言うと、ユーザープロファイルが壊れた症状なので、新規にプロファイルを作成して、壊れたプロファイルに保存されているデータを新規プロファイルに移動させる作業になります。
Windows7でよくあるトラブルの一つですね。