Thinkpad X390を三年ほどご利用されているお客様からご依頼がありました。
Windows10のアップデート後に、パソコン本体の発熱が異常に高く、同時にバッテリーが1分で1%減るようになったとの事でした。
このような症状の場合、原因は大きく3つ考えられます。
- バッテリーの不良
- Windowsの不具合
- メインボードの故障
Windowsのアップデートを行った事が原因だと思うのですが、サイズが大きいアップデートでパソコン本体に負荷(発熱)がかかり、それが原因で壊れたという可能性もあります。バッテリーも3年経てば劣化していると思うし、故障かもしれません。
お客様のご用途とご利用状況を考えた場合、優先順位としては1.バッテリー交換、2.Windows初期化、3.最悪本体が悪い。という順かなと考えて、まずバッテリーを交換する段取りでご提案しました。
答えはWindowsの更新プログラムでした。
今回、バッテリーの膨張も多少あったので、バッテリーをとりあえずは交換してみますか。というお話でしたが、バッテリー注文後、メーカー(Lenovo)から修正プログラムが配布されていた事に気が付き、その修正プログラムを適用したら発熱とバッテリーの異常な減りは直りました。
20年頃の前のお話ですが、その頃はWindowsアップデートで不具合が発生した場合は【メーカーのドライバ】に原因がある場合が多く、最初にメーカーのドライバーを最新にしましょう、修正プログラムの有無を確認しましょうというのが定番の解決方法でしたが、ここ最近は【それ以前にハードの不具合】が多く、私もメーカーの修正プログラム(修正パッチともいう)の確認を後回しにしてしまいました。
原因はバッテリーではなかったのですが、3年も経っているのでこの機会に交換するという事で、お客様からご了承を頂き、バッテリーはそのまま注文しました。Thinkpad X390はいいパソコンですので、今後も大事に使っていただきたいと思います。