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まさかの原因!長年の経験が裏目に出たパソコン修理

CPUの故障修理

先日、熊本では激しい雷がありました。その影響で故障したと思われるパソコンの修理を承りました。OSはWindows XPです。

お客様は自営業をされており、特殊なソフトやプリンタなどを使用しているとのこと。お話を伺うと、パソコンの構成上、どうしても修理したい状況でした。

実際に拝見すると、CPUファン、マザーボード、電源ユニット、メモリまで故障していました。そこで、すべて交換してみましたが……動作が不安定です。

電源スイッチを押すと、通常どおりBIOSが表示され、Windowsも正常に起動します。しかし、数秒後から数分後に必ずフリーズ。ブルースクリーンになるわけではなく、完全に固まってしまいます。

メモリの相性が原因か?交換したマザーボードや電源に問題があるのか?と、一日かけて再交換や検証を行いましたが、不具合は解消せず。もしかして電圧や電流など電気的な問題か?と考え、自宅に持ち帰って検証してみましたが、それでも改善しませんでした。

「お客様に何と言おうか……」と悩み始めたころ、「念のためCPUも交換してみるか」と思い、試しに交換してみると──あっさり直りました(笑)。

このパソコンのCPUはIntelのLGA775タイプ。私の長い経験上、「このCPUが壊れることは絶対にない!」と思い込んでいたことが、修理を長引かせた原因でした。

思い込みって怖いですね。