80歳を過ぎた長年お付き合いさせていただいているお客様が急遽入院したため、病院に行ってきました。入院中にパソコンで通信をしたいと依頼がありました。
このお客様は◯テックの頃からお世話になっておりまして、もう15年近くのお付き合いになります。15年も経てば、人間歳を取ります。当時65歳のお客様も、もう80歳です。
リタイヤするまで、あと何年パソコンを使うのか、何をするのか?というお話も増えました。この辺り、損得で考える事は当然できませんし、信頼関係を作っておかないといろいろとしんどいです。
当時ワープロでお世話になったお客様はほとんどがもう90歳近いです。
息子から「もうワープロはよかたい、やめんね」と言われ続けることが生きがいというお客様もいます。
先月の1月後半、ワープロの修理をしますよ!と熊日新聞の夕刊に広告を載せました。月末に90歳位のおじいちゃんから依頼があり、2月1日に依頼品を受け取りました。修理が完了したので、完了の電話をご自宅に電話しますが、繋がりません。2−3日電話を続けたあと、4日後の2月10日、やっと電話がつながりました。若い声です。
パソコン本舗ですが、「◯◯さんのお電話でよかったですか?」すると、「どっちですか?おじいさんの方ですか?」と逆に訊かれたので、「おじいちゃんです」と答えました。
若い男性のかたは言いました。「あー、あの・・実は亡くなったんですよね」と。
2月1日にお伺いした時は耳も足も頭も元気だったのに、なんで?という思いのまま、2月の12日にお客様宅へ納品してきました。
実際、私のお客様で90歳を超えている高齢のお客様はたくさんいます。このような思いは初めてでしたが、お客様と付き合うということはどういうことなのか、すこし理解できたような気がしました。