天気が悪い日にパソコンが動かなくなった場合、実は「簡単に直る」ことがあります。
その方法は「メモリの差し直し」です。
パソコンの基板には、1~2本のメモリが差し込まれています。突然起動しなくなった場合、このメモリを取り外して再度差し直すだけで、直ることが意外と多いのです。
実際に、天気が悪い日の翌日にこの症状でご来店されたお客様のパソコンが、メモリの抜き差しだけで簡単に直ったことがあります。その場合、作業があまりにも簡単なので修理料金はいただいていません。
商売としては良くないかもしれませんし、プロ意識が足りないと言われるかもしれません。ですが、私の会社は私が唯一の株主であり、提携している親会社もなければ、助成金や補助金などの支援を受けたこともありません。だからこそ、修理料金の設定は自由に決められます。
私がサラリーマンから独立して求めたものは、「やりがい」や「必要とされる仕事」です。
少し話がそれますが、以前、全国展開している某上場企業の営業担当者と話したとき、こんなことを言われました。
「メモリの抜き差しだけで直った場合でも、たとえ5分で修理が終わっても、最低2万円は請求してください!それが当然です!」
実は昔、その会社と業務提携していたことがありました。しかし、そんな方針の会社とは一緒に仕事をしたくなかったため、1年足らずで契約を解消しました。
もし今後、私がお金に困って、今以上に稼がなければならない状況になったとしても、おそらく私の考え方は変わらないでしょう。そのときは、この仕事をやめて、お金を重視する別の仕事を選ぶと思います。
まあ、きれいごとかもしれませんが、私はこの考えが好きなのです。
だからこそ、天気が悪い日はぜひうちの店へ!笑