10年以上前、DOS/Vパーツが全盛期だった頃、東京で開催されたある講演で、当時のインテル副社長がこう語っていました。
「10年後には世の中のお店は消え、すべての買い物がインターネットを通じて行われる時代が来る」
そのときは、「本当にそんな時代が来るのかな?」と半信半疑でしたが、今となってはまさに現実となりました。
では、これからの10年後はどうなるのでしょうか?私は、そのカギは「音声入力」にあると考えています。
■ 音声コミュニケーションはすでに進化している
実は、GoogleやLINE、SkypeといったIP通話サービスは10年以上前からすでに一般化していました。
私自身、今の妻と結婚する前、東京と熊本をつないで、テレホーダイISDNとIntel製のWebカメラを使い、毎日ビデオチャットをしていました。インターネット回線こそ違いますが、あれから10年以上経った今も、私たちは同じようにオンラインでコミュニケーションを取り続けています。
かつては限られた環境だったビデオ通話も、今ではスマートフォンひとつで簡単にできるようになり、インターネットが日常の一部になったことを実感します。
■ 次は「音声入力」の時代へ
繰り返しになりますが、私はこれからの時代、音声入力が主流になると確信しています。
その兆しはすでに見え始めています。腕時計型のウェアラブル端末やGoogleグラスのようなスマートデバイスが登場し、音声による操作が身近なものになってきました。
これまでの時代は、
- パソコンで「ブラインドタッチ」をマスターし、
- スマートフォンで「ブラインドフリック」を身につけてきました。
そして次は、「音声入力」を極める時代です。
■ 音声入力はまだ発展途上、でも必ず進化する
もちろん、現状では滑舌や方言の影響で、正確に音声入力ができないこともあります。私も方言混じりの発音で、うまく認識されず困ることがよくあります。ですが、AI技術の進歩により、数年後にはこれらの問題も大幅に改善されるでしょう。
■ 音声入力は未来への投資
もし、これからの未来を見据えるなら、音声入力を意識的に使い始めることをおすすめします。音声アシスタントやAI関連のサービスは、今後さらに成長していく分野です。もし投資に興味があるなら、音声認識技術やAI関連企業の株式は、今のうちに検討する価値があるかもしれません。
「未来は行動する者に開かれる」といいます。ぜひ、この流れを先取りしてみてください。