このお話は3回に分けて書きました。
1回目 Uさんのケースから学ぶ適切な契約の選び方
2回目 高額な不要契約を解約!Uさん宅の通信費削減作戦
3回目 高額な通信費を見直す重要性
「毎月の支払いが高いので確認してほしい」
そんなご依頼を、10年ほどお付き合いのあるお客様からいただきました。
まずは、インターネット契約の見直しを実施。
Docomo(NTT/回線業者)と Biglobe(接続業者)の契約を確認したところ、回線使用料は正常でしたが、接続料に不要な支払いが毎月3,000円発生していることが判明しました。そこで、すぐに解約を行い、無事に削減完了。
次は携帯電話契約をチェック!思わぬ落とし穴が…
続いて携帯電話関連を確認すると、驚きの事実が発覚。
「無料でもらった」というタブレットをチェックしてみると、4Gの表示があり、SIMカードが挿入されていました。試しに Yahoo! を開いてみると、普通にインターネットが利用できます。
これは…回線が生きている=契約が続いている状態では!?
お客様は「2台とも無料で手に入れた」と思い込んでいましたが、実際には 契約が存在し、月々の通信費が発生していた のです。まさに最悪のパターン。

調べてみると、ドコモショップの店員が設定したと思われるアカウントが登録されていました。
高額な通信費の原因は“不要な契約”
ドコモショップでは、「Docomo光」の契約を勧めつつ、必要のないタブレットを2台も契約させていた 可能性があります。さらに、お客様は以前に解約のため店舗へ行ったものの、説明がうまくできず追い返されたとのこと。

契約は2018年5月に締結されており、解約には違約金が発生する可能性が高い状態でした。
端末は未使用なのに…違約金まで支払わなければならないなんて、理不尽ですよね。

さらに、この端末契約(データプラン約3,000円 × 2台)により、毎月6,000円が無駄に支払われていることが判明しました。今後は違約金の計算をして、どの程度の費用がかかるのかを確認してもらうことになります。
幸い、この機種は Docomo では比較的安価に販売されているようなので、大損は免れそうですが…。
契約時の認識のズレが生むトラブル
契約を進める側は、マニュアルに沿って営業を行い、
契約する側(お客様)は、経験則に基づいて判断する。
ショップ側は、マニュアル通りに対応した結果、無駄な契約を取ることができた。
一方、お客様は「まさかそんなことはしないだろう」と信じた結果、不要な契約を結んでしまった。
その結果…
✅ お店側:「売れたけど、後味が悪い」
✅ お客様:「騙された気分で、無駄なお金を払うことに…」
誰が得をするのでしょうか?一部の企業関係者(ステークホルダー)でしょうか?
それよりも、もっと 家族や大切な人のために時間やお金を使うべき ではないでしょうか。
こうした契約のズレが、最終的に誰も幸せにしない結果を生んでしまうことを改めて感じた出来事でした。
契約時の注意点
こうしたトラブルを防ぐために、契約の際には以下のポイントに注意しましょう。
- 「無料」には裏があると疑う
- 不要なオプションや端末はきちんと確認する
- 契約内容を理解するまでサインしない
- 不要な契約はすぐに解約する
特にご年配の方や、契約の詳細を理解しにくい方は、信頼できる家族や知人に相談するのがおすすめです。
契約は慎重に!無駄な出費を減らし、賢くお金を使いましょう。