「いつもどおり電源を入れたのに、パソコンが起動しない…」
そんなご相談をいただきました。
お客様は、パソコンを購入されてから約5年間、大きなトラブルもなく快適にお使いだったとのこと。急に使えなくなってしまい、「なぜ?」と大変お困りのご様子でした。
実は、パソコンは何の前触れもなく起動しなくなることがあります。
特に最近では、Windowsの更新プログラムをインストールした後に再起動すると、そのまま動かなくなってしまうケースが増えています。
「更新プログラムを適用したら動かなくなった…」
確かにそうなのですが、まさかそれでパソコンが使えなくなるとは思いませんよね。
もちろん、Microsoftも事前にさまざまなテストを行い、トラブルを最小限に抑えようと努力しています。ですが、パソコンの種類や環境は本当に千差万別。世界中のユーザーの数(約70億人!)を考えると、Windowsのような複雑なソフトウェア環境では、すべての不具合を防ぐのは難しいのが現実です。
診断結果:ハードディスクの故障
今回のケースでは、ハードディスクの故障が原因でした。
壊れてしまった部分にWindowsの重要なファイルが保存されていたため、起動できなくなってしまったのです。
こうなると、Windowsの復旧を試みてもハードディスクが物理的に故障しているため、修復は困難です。
そのため、部品(ハードディスク)の交換と、Windowsの再構築(一般的にリカバリーや初期化と呼ばれる作業)が必要となりました。
修理の流れ
- お客様の大切なデータ(音楽、写真、住所録など)を救出
- 故障したハードディスクを新品に交換
- Windowsを再インストール
- お客様の使用環境に復元(プリンター・WiFi・メール設定など)
これらの作業を行い、無事に修理完了となりました。
修理費用
今回の修理費用は、部品代・設定代込みで約25,000円でした。
「急にパソコンが使えなくなったらどうしよう…」
そんな不安をお持ちの方は、早めのデータバックアップをおすすめします。
また、お困りの際はお気軽にご相談ください!
丁寧に対応させていただきます。