最近、パソコンのメールにおいて「Amazon」を名乗る迷惑メールが増加しており、注意が必要です。私の元にも届いた迷惑メールには、「問題がありますので、大至急修正・確認してください。そうしなければアカウントが停止します。」といった内容が書かれていました。このように「至急」や「アカウント停止」といった言葉が含まれているメールは、ほぼ確実に詐欺目的の迷惑メールです。心当たりがない場合はもちろん、あったとしても、こういったメールは必ず無視しましょう。
インターネットでの買い物を続けていると、一見信じられそうなメールが届くことがありますが、よく読むと表現に違和感があることに気づくでしょう。多くの場合、これらの迷惑メールは外国から発信されており、翻訳サービスを使って日本語に訳された不自然な文体が特徴です。「注文を停止してアカウントをロックした」といった不自然な日本語は、その一例です。
実際の注文確認や購入履歴は、自分のアカウントにログインして確認するもので、Amazonや楽天などの信頼できる企業からこのようなメールが直接届くことはありません。しかし、迷惑メールを受け取った際には、焦ってしまい、偽Amazonページへのリンクをクリックしてしまうことがあります。リンクをクリックしてしまうと、偽のログインページに誘導され、IDやパスワードを入力してしまうと、その情報が盗まれてしまいます。これが、いわゆる「フィッシング詐欺」です。
この段階で被害に遭うことは稀ですが、盗まれた情報を元に、登録しているクレジットカードが不正に使用されたり、商品が勝手に購入される危険性があります。こうした迷惑メールに対しては、決してリンクをクリックせず、メールを無視し、削除することが大切です。安全なオンラインショッピングを続けるためにも、慎重な対応を心掛けましょう。
