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CPU温度が高い

CPU温度 修理

パソコンでよく聞く【CPU】というのは、Central(中央) Processing(処理) Unit(装置)の略で、日本語でも英語でも呼び方が重要な感じがします。人間でいう脳にあたる部品ですので、本当に重要です。

今回、お客様からご依頼があったのは、使用中、突然パソコンがリセットしてしまい、その後一定時間起動しなくなる、というトラブルの解決依頼を承りました。

【突然リセットする】という点と、【一定時間起動しなくなる】、【ブルースクリーンエラー表示がない】という3点が今回の診断のポイントで、この症状の場合、高確率で熱関係のトラブルになります。

なんで?という点は今回は省きますが、診断を進めた結果、CPUの温度が通常より高い点に気が付きました。

電源ボタンを押して、パソコンを起動させ、Windowsではなく、BIOS画面を表示させ(起動したらF2とかDelを押すと切り替わる)CPU温度をみてみると、あっという間に64.5度まで温度が上がりました。これは通常より高い温度です。

冷却ファンやCPUの種類にもよりますが、通常、温度は35度~50度だし、今回のCPUはAMDのRyzen5(3600)ですので、そんな温度トラブルが発生するCPUでもありません。ですので、64.5度まで上がるのは高い気がします。冷却ファンはサイドフローの静音タイプです。

BIOSを表示させているだけでここまで上がるなら、FPSゲームなど負荷がかかるアプリを起動すると、おそらく80度を余裕で超えると思います。

CPUは熱に弱く、人間のように熱中症になったり、爆発したりします。CPUは、だいたい90度弱~100度をあたりでリセットがかかると思います。

という風に、CPUの温度が通常より高いので、まず、冷却ファンを高速でよく冷えるタイプに交換し、熱伝導グリスを塗りなおしてみました。その結果、64.5度だった温度は58度まで下がりました。

2024年の現在、サイドフローの形状やラジエターの水冷式を採用しているショップオリジナルPCは多い(ほどんど?)ですし、その影響か、Youtuberや今の若い世代の皆様も利用が多いようです。

私みたいな昔からの人は水冷にはなじめず、サイドフローはメンテがしにくいので、吹き付け式の【トップフロー】一択です。自作PC界の老害になりつつあるのでしょうか?

パソコンのほうは、今回はファンやグリスの塗りなおしで直りましたが、CPUそのものが壊れている場合もあります。納品して一か月経ちますが、症状が再発したという連絡がないので、修理は大丈夫だったのかなと思います。