「旅行から帰ってきたら、毎日使っていたパソコンの電源が入らなくなった!」とお客様からご連絡をいただきました。3日間使用していなかっただけとのことです。
熊本はここ数日、大雨が続いていました。そのため、私はCMOSクリア(リセットや放電のような作業)で復旧できる可能性が高いと考えましたが、その場では改善しませんでした。
原因はマザーボードの故障でした。
ACアダプタを接続すると、バッテリー非搭載にもかかわらず約10Wの電力が流れていました。このことから、マザーボード上の部品がショートしている可能性が考えられました。
故障した部品を特定し、部品の調達ができれば修理可能ですが、今回は私の技術力では対応が難しく、マザーボードを丸ごと交換することにしました。
一体型パソコンの分解は困難
マザーボード交換のため、パソコンを分解する必要がありますが、この機種は一体型で分解が難しい構造です。しかし、過去に同じ機種を数回分解した経験があったため、何とか作業を進めることができました。

交換後の動作確認
交換用マザーボードの入荷後、組み替えを実施しました。マザーボードを交換すると、OSのライセンス認証などの問題が発生することがありますが、今回は問題なく起動し、正常に動作することを確認しました。