今日は、最近よくある「OneDriveでデータが消えたかも!?」と焦ったお客様のお話をご紹介します。
今回ご来店されたのは、50代の女性のお客様。
「パソコンを開いたらデスクトップのファイルがなくなってるんです!」と、かなり焦ったご様子でした。
お話を伺うと、新しいパソコンを購入し、初期設定の際にMicrosoftアカウントを作成したとのこと。
「OneDriveに登録した覚えはないんですけど……」とおっしゃっていましたが、実はWindowsの初期設定でMicrosoftアカウントを使用すると、OneDriveが自動的に有効になることがよくあります。
OneDriveの仕組み、知っていますか?
OneDriveはMicrosoftが提供するクラウドストレージサービスで、パソコンのデスクトップやドキュメントのフォルダを自動的にバックアップする機能があります。
これ自体は便利なのですが、知らないうちに保存先が変わってしまうのが厄介なポイント。
今回のお客様も、デスクトップに保存していたファイルがOneDriveのフォルダ内に移動してしまい、「デスクトップから消えた!」と驚かれたわけです。
さらに、OneDriveの無料プランでは5GBまでしか保存できません。
「容量がいっぱいです」と警告が出て、新しいファイルが保存できなくなることも…。
この状態でOneDriveを無効にすると、またフォルダの場所が変わってしまい、余計に混乱することになります。
解決策はあるけれど…
お客様から「OneDriveを使わない設定にしたい」とご相談いただきました。
たしかに、Microsoftアカウントを使わず、ローカルアカウントでログインすれば、OneDriveに振り回されることはなくなります。
ただし、一度Microsoftアカウントで設定されたパソコンをローカルアカウントに切り替えるのは結構大変…。
設定を変更するには時間がかかり、データの整理も必要です。
もちろん、私の方で設定をお手伝いすることもできますが、料金が発生してしまいます。
そこでお客様と一緒に考えました。
「今の状態のまま使うのが、一番ストレスが少なくて経済的では?」
結果として、「このまま使い続けて、次にパソコンを買い替えるときにローカルアカウントで設定し直す」 という結論になりました。
「お金も時間も節約できるし、急に環境を変えなくて済むから安心ですね」と、お客様もホッとしたご様子でした。
まとめ:OneDriveとうまく付き合う方法
✔ Microsoftアカウントでログインすると、自動的にOneDriveが有効になることがある
✔ デスクトップやドキュメントの保存先が変わり、データが消えたように見えることがある
✔ OneDriveを無効にするとフォルダの場所が再び変わり、さらに混乱することも
✔ ローカルアカウントでログインすればOneDriveを回避できるが、変更には手間がかかる
✔ 最善の方法は、自分の状況に合わせて選ぶこと!
OneDriveの設定で困ったら、無理に変更せず、まずは状況を整理することが大切です。
「なんだかよくわからないけど、パソコンの調子が変だな?」と思ったら、お気軽にご相談くださいね!