➡一部のモデルはLenovo(レノボ)製のOEMですが、完全にすべてがOEMではありません。
→参考 がんばれ日本のPCメーカー
→10年前に書いた記事 NECパソコンは日本製じゃない
1. NECと富士通のノートパソコンとLenovoの関係
① NECのノートPC(NECレノボ・ジャパングループ)
- 2011年にLenovoとNECが合弁会社「NECレノボ・ジャパングループ」を設立。
- NECの「LAVIE」シリーズはLenovoの技術を活用し、一部モデルはLenovoのOEM。
- 生産はLenovoが担当することが多いが、NEC独自の設計もある。
- 法人向けPC(VersaProなど)は日本での開発・生産が多い。
➡ NECの家庭用ノートPC(LAVIEシリーズ)は、基本的にLenovoの影響を受けたOEMモデル。
② 富士通のノートPC(現在はLenovo傘下)
- 2018年に富士通のPC事業はLenovoに売却され、「富士通クライアントコンピューティング(FCCL)」としてLenovo傘下に。
- 富士通ブランド(LIFEBOOK)は存続し、日本国内の設計・生産が続けられている。
- 一部モデルはLenovoの設計や部品を利用したOEM製品もあるが、完全にLenovo製ではない。
- 富士通独自のキーボードやソフトウェアを搭載しているため、Lenovo PCとは異なる点も多い。
➡ 富士通のノートPC(LIFEBOOKシリーズ)は、Lenovoの影響を受けつつも、完全なOEMではない。
2. OEMかどうかの判断ポイント
メーカー | モデルシリーズ | LenovoのOEMか? |
---|---|---|
NEC | LAVIEシリーズ(家庭用) | ✅ OEMの可能性大(Lenovoの技術・生産) |
NEC | VersaPro(法人向け) | ❌ 日本設計・生産が中心 |
富士通 | LIFEBOOK(家庭用・法人向け) | ⚠️ 一部Lenovoの影響あり(完全OEMではない) |
➡ 家庭向けのNEC LAVIEシリーズはLenovoのOEMの可能性が高いが、富士通のLIFEBOOKは独自開発要素も多い。
3. まとめ
- NECのLAVIEシリーズはLenovoのOEM色が強い(生産もLenovoが担当)。
- 富士通のLIFEBOOKはLenovo傘下ではあるが、完全なOEMではなく、日本設計・生産が続いている。
- 法人向けモデル(NEC VersaProや富士通の一部LIFEBOOK)は、日本での開発・生産が中心で、Lenovoの影響が少ない。
➡ 「家庭向けNEC LAVIEはLenovoのOEM、富士通はLenovo傘下だが完全なOEMではない」と考えるのが正確!