最近、若い方から「40万円のゲーミングPCが欲しい!」という相談を受けることが増えました。確かに、最新のパーツを詰め込んだハイスペックPCは魅力的ですよね。でも、本当にそれが必要でしょうか?
車で例えるなら、手取りが低いのにフェラーリを買うようなもの。PCには税金も車検もありませんが、電気代という見落としがちなコストがあります。特にRTX 5070Tiのようなグラフィックボードは、消費電力が電子レンジやエアコン並み。夜な夜なゲームをして「うほほ」と喜んでいる間、電気メーターも一緒に回り続けているのです。
※RTX5090は575W弱のTDP!!もうゲーム中はパスタをチンしてる感じ
そして、最悪のケースでは家のブレーカーが落ちることも。実家暮らしなら親御さんに「またか!」と怒られること間違いなし。一人暮らしを始めれば、電気代の請求書を見て青ざめることでしょう。
さらに、40万円もかけてゲーミングPCを買ったのに、SSDにヒートシンクすら付いていないなんてこともよくあります。高負荷のゲームを続けるとSSDが高温になり、1年も経たずに故障することも。これは悲劇です。
ここで冷静になりましょう。本当に40万円が必要なのか?例えば、10万円のPCでもゲームは普通に楽しめます。多くの場合、「10%性能を上げたい!」という理由で40万円を費やしているのですが、その10%の差を実感できる人はどれくらいいるでしょうか?
雑誌やネットのベンチマークを信じすぎるのは危険です。重要なのは「自分の生活環境」と「やりたいゲーム」に合わせたコスパの良い選択をすること。あと、ちょっとした話ですが、モニターも100Hzあれば十分。165Hzとか必要ですか?
結論として、ゲーミングPCを選ぶ際は、性能だけでなく電気代や耐久性、コスパを考えてバランスの取れた選択をしましょう。