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Ryzenは本当にトラブルが多いのか? もう昔の話です。

CPUの画像つぶやき

最近、「Ryzenはトラブルが多いからIntelがいいよ」といった話をちらほら見かけます。これ、正直なところ「いつの時代の話をしているんだろう?」と思ってしまいます。

確かに、AMDがパッとしなかった時代はありました。K5やK6の頃は、性能面でIntelに大きく水をあけられていましたし、互換性の問題もあって「安かろう悪かろう」というイメージが定着していました。しかし、それはもう20年以上も前の話です。焼き鳥とかね。

では今はどうなのかというと、Ryzenシリーズが登場して以来、AMDは明らかにIntelを上回るパフォーマンスを発揮しています。特にマルチコア性能に関しては、Intelが遅れを取っている状況が続いており、クリエイティブ用途やマルチスレッドを活かせる環境では、Ryzenが選ばれることが当たり前になってきました。

Intelが輝いていた時代も、もちろんありました。Pentium III(ソケット370)やCore Duo、そして名機と言われたCore i7-3770K。このあたりまでは、確かにIntelの方が安心感がありました。しかし、それ以降は製造プロセスの停滞やアーキテクチャの進化の遅れなどが目立ち、Ryzenの登場によって形勢が逆転しました。

それでも「Intelのほうが安定している」という意見が出るのは、昔のイメージが根強く残っているからでしょう。しかし、現在のRyzenシリーズは安定性も向上しており、トラブルが多いという話はほぼ過去のものになっています。

最後に、Intel信者の方にはぜひ「RIMM(Rambus DRAM)」や「Intel 820チップセット」の歴史を調べてみてほしいですね。かつてのIntelの黒歴史を知れば、メーカーだからといって常に信頼できるわけではないことがわかるはずです。とんでもない値段でしたし、CPUの爆音も今でも覚えています。

※私は当時その黒歴史商品を店頭で販売していました。820を買ってくれるお客様はいらっしゃいました。安定せず、発熱も多く、散々な結果でしたが。その後、820Eになって少しは良くなった…と記憶しています。820Eはそこそこ売れたんじゃないかな。

パソコンの世界は日進月歩。過去のイメージにとらわれず、最新の情報をもとに最適な選択をしていきましょう!