先日、当店でパソコンを購入していただいたお客様からご依頼を受け、障がい者支援活動の一環として、パソコンの部品交換を行う職業実習のお手伝いをさせていただきました。この実習では、パソコンの内部構造や部品の交換手順を学ぶことを目的としています。部品交換は、一見簡単そうに見えますが、実際には非常に繊細で注意が必要な作業です。そのため、私たちスタッフは、手を貸したい気持ちを抑えつつ、見守ることに徹しました。
見守るだけで手を出さないことは、予想以上に難しいものでした。やり方を教えるだけでなく、実際に体験者が自分で考え、行動する時間を尊重する必要があります。体験者の方も戸惑いながらも、ひとつひとつの作業に真剣に取り組み、その姿勢には私たちも学ぶところが多くありました。作業中の表情や手つきから感じ取れる集中力や、作業の進捗によって変わる緊張感など、実習を通して成長を見守ることができるのは、大変貴重な経験です。
実際の部品交換作業は、ネジを一つ外すだけでも手間がかかることがあります。私たちにとっては日常的な作業でも、初めて体験する方にとっては一つ一つが新しいチャレンジです。手伝いたいという気持ちと見守ることの間で葛藤を感じながらも、体験者が自分の力で課題を乗り越える瞬間を見ることができ、達成感を共有することができました。
こうした支援活動を通じて、私たちも多くのことを学び、普段の業務では気づかない新たな視点を得ることができました。今後も、地域やお客様とのつながりを大切にしながら、社会貢献の一環として、このような活動を続けていきたいと考えています。ご協力いただいた皆様に感謝し、また機会があればぜひご参加いただければ幸いです。