熊本では久しぶりの台風直撃を受け、私たちの事務所がある地区も24時間以上の停電に見舞われ、大変な状況となりました。このような非常時に備えて、私たちは無停電電源装置(UPS)を設置しています。UPSは突然の停電や電力障害が発生した際に、短時間でも電力供給を維持し、重要なデータの損失やシステムの破損を防ぐための装置です。
しかし、今回の停電では、さすがに長時間にわたる電力の供給は困難でした。一般的なUPSの稼働時間は、新品であれば60分から120分程度とされていますが、私たちの事務所に設置しているUPSは10分も持ちませんでした。このような短時間しか持たなかった理由の一つとして、バッテリーの劣化が考えられます。UPSのバッテリーは消耗品であり、定期的な交換が必要です。使用頻度や保管環境によっては、バッテリーが早く劣化することもあります。
バッテリー交換を怠ると、UPSの効果が著しく低下し、いざというときに十分な電力供給ができなくなります。そのため、事前のメンテナンスとバッテリー交換が非常に重要です。特に、今回のような長時間の停電が予想される地域では、UPSのバッテリーの状態を定期的にチェックし、必要であれば早めに交換することが推奨されます。
非常時におけるUPSの設置効果を最大限に発揮するためには、適切な容量の選定とともに、バッテリーのメンテナンスも欠かせません。備えあれば憂いなし。普段からの備えが、いざというときの安心と安全につながります。